Newsニュース

北九州デザインシンポジウム

北九州デザインシンポジウム 2014「人を育てるデザイン、地域を拓く仕事」

2014年9月26日(金)西日本工業大学 小倉キャンパス 303講義室

ゲスト水戸岡 鋭治、大野 浩介(鎚絵)
司 会中島 浩二
主催:北九州市・西日本工業大学  後援:九州旅客鉄道株式会社  協力:株式会社 福家書店

20140926_a

 日本の鉄道旅行史の概念を塗り替えた豪華寝台列車「クルーズトレインななつ星 in 九州」(2013年10月運行開始)が完成したのは、広く知られていませんが、本学小倉キャンパスにほど近いJR九州小倉総合車両センター(旧JR九州小倉工場)です。オリエント急行を凌駕する世界一の列車を作るため、北九州の地に日本中の最高の職人が集まりました。今回の北九州デザインシンポジウムは、ななつ星制作のエピソードを通して、ものづくりの魅力、ものづくりの街への思い、次世代の作り手へのメッセージを、ななつ星のデザイナー水戸岡鋭治氏から語っていただき、ななつ星の内外装における金属装飾を制作した株式会社鎚絵の大野浩介氏によるインタビュー形式で進められました。クルーズトレインの制作は、26年間にわたってJR九州の列車から建築までをデザインしてきた水戸岡氏にとっても、その創設は明治にさかのぼる小倉総合車両センターにとっても集大成と言えるプロジェクトでした。しかし、タイトなスケジュールの中で、誰も見たことのない車両、手間暇を惜しまない設え、一部屋一部屋全て異なる仕上げのため制作現場は困難を極めました。

20140926_b

 九州を盛り上げるために、未来をになう子どもたちのために最高の価値、本物の感動を届けたいというデザイナーの理想は、大野氏をはじめとする職人たちとの信頼関係、ものづくりの街に集う人々の矜持とネットワークがなければ実現できませんでした。水戸岡氏は「産業の歴史と文化のある小倉だからできたのかもしれない」、「ななつ星、二度と作れないし、二度と作りたくない」と笑いを交えながら苦難の軌跡を振り返りました。今後のものづくりや社会のあり方を展望するとき、「歴史と文化のある土地なんだから、もっと誇りをもって頑張れる」、「日本の良いところを磨いていけば経済戦争もない文化的な力で注目される安心・安全な国になる」、「個人個人が理想を持って心豊かな社会をめざそう」と水戸岡氏から聴講者に対してエールが送られ、このように正しいことを言い続ける、一人一人の意識を変えるべく働きかけ続けることが、夢のようなプロジェクトに人を巻き込み、感動を共有することにつながるのだと教えられました。

20140926_c20140926_d

関連記事

第27回全日本ロボット相撲選手権で…

2015.12.20

COCお知らせ受験生の方へお知らせ在学生の方へお知らせ総合システム工学科お知らせ自動車・ロボット研究所高校教員の方へお知らせ

公開講座「京築学」2016

2016.10.3

地域志向セミナー

食育について考える「お弁当の日」2…

2018.11.12

COC地域志向セミナー

COCPORTAL

ページトップへ